専門外来のご案内
専門外来のご案内
肥満症や、心臓・呼吸器の疾患に対する
専門外来を行っております。
当クリニックでは、阪大病院と連携した専門的・総合的肥満診療を行っています。また、動悸、息切れ、胸痛、胸部圧迫感、むくみなどの症状が気になる方は、一度、当院にてご相談ください。禁煙外来や睡眠時無呼吸症候群(SAS)に対する専門外来も設けています。
ウエイトマネジメント外来
肥満はメタボリックシンドローム(糖尿病、高血圧、脂質異常症等)やガン、睡眠時無呼吸症候群などを引き起こす重大なリスクファクターです。当院では、阪大病院 ウエイトマネジメント外来で長年培ったノウハウを活かし、医師と管理栄養士が連携して、 軽度の肥満症(小太り程度)から薬物や手術が必要な高度肥満症まで、さまざまな治療法をご提案しながら根気強く適正体重を目指します。
薬物治療については、食欲抑制剤「サノレックス錠」を主に使用しますが、サノレックスは適応がBMI35以上の高度肥満であることや、連続投与が3か月に限られるなど、制約が大きな薬剤でもあります。当クリニックでは、サノレックスの使用できない患者様や、サノレックスの休薬期間についてもさまざまな選択肢(保険診療、自由診療)をご用意し、それぞれの患者さまの生活習慣、病態に合わせた最適な減量治療と栄養指導を実施します。
肥満に対する外科手術については、阪大病院 消化器外科、内分泌代謝内科と連携し、抗肥満外科手術(腹腔鏡下スリーブ状胃切除術)の術前、術後の体重管理を行っています。手術適応と判断された患者さまは、適切な体重管理を行った後に阪大病院 消化器外科へご紹介し、手術後も減量治療、リバウンド予防のためのフォローを継続して行います。
心不全外来
心不全とは、狭心症等の虚血性心疾患、心臓の弁の異常、心筋症、肥満、高血圧等が原因となり、 心臓のポンプ機能が低下して、全身にきれいな血液を十分に送れなくなっている状態です。 下肢に水がたまり浮腫む、尿量が減る、息切れなどの症状が現れます。
当院では、心臓超音波検査、ホルター心電図、エルゴメーター負荷心電図、 血液検査(BNP測定)等を用いて心不全を評価し、適切な治療を行います。
動悸・息切れ外来
動悸や息切れ等の自覚症状には、肺や心臓の病気が隠れている場合があります。 動悸が続く、胸痛がある、歩くと息切れがする等の症状がある場合は、一度、当院にてご相談ください。
心臓超音波検査、ホルター心電図、エルゴメーター負荷心電図、スパイロ等の検査を用いて評価し、必要に応じて適切な治療を行います。
禁煙外来
喫煙は、高血圧や動脈硬化、ガンの発症等の大きなリスクファクターとなります。 喫煙は百害あって一利なし、1日もはやく禁煙に取り組みましょう。
当院では、保険診療(喫煙年数、本数等の一定の条件を満たす方)にて、禁煙治療を行っています。 夜診(16:30~19:30)、土曜日、日曜日(隔週)にも受診いただけますので、 お勤め中で多忙な方でも受診いただきやすくなっています。お気軽にご相談ください。
睡眠時無呼吸症候群(SAS)専門外来
夜間のいびきや朝の倦怠感、昼間の眠気等の症状はありませんか?
思い当たる場合は、睡眠中に呼吸が止まる「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」の可能性があります。SASは放置すると、高血圧、肥満、認知症等のリスクが上昇することがわかっています。
最近は、機器を自宅に持ち帰ることで容易にスクリーニング検査を受けていただくことが可能です。当院では最新のSAS検査機器を導入しており、1晩の検査で非常に高精度な結果を得ることができます。(手首と指先に検査機器を装着するだけですので、ストレスも少ない状態で検査を受けていただけます。)
治療適応と判断された場合は、CPAP治療(夜間にマスクを装着して空気を送る機器)を導入すると同時に、生活習慣の改善、肥満の是正を目指して治療を継続します。SASの治療を適切に行うことで、合併症の予防・改善だけでなく、朝の目覚めのさわやかさや疲労感の回復、仕事や家事の効率改善などが期待できます。