講演・研究活動など
当院ウエイトマネジメント外来での治療成果をまとめた論文を発表しました
2024年03月25日
当院ウエイトマネジメント外来にて、食欲抑制剤マジンドール(商品名:サノレックス錠)を用いた肥満治療についてのデータをまとめ、医学雑誌「Journal of Clinical Medicine」にて発表しました。
■ タイトル:Changes in Body Weight in Severely Obese Patients Treated with the Anorexiant Mazindol
■著者:Yoshimitsu Tanaka 1, Norikazu Maeda 1,2 , Masahiro Koseki 1,3 1 and KazuhisaMaeda 1,
1:Longwood Maeda Clinic
2:Department of Endocrinology, Metabolism and Diabetes, Faculty of Medicine, Kindai University
3:Division of Cardiovascular Medicine, Department of Medicine, Osaka University Graduate School of Medicine
北千里 前田クリニックのウエイトマネジメント外来にてサノレックスでの治療を受けた147例について、治療サイクル毎の体重減少量、体重減少率を解析しました。体重減少量・体重減少率は、治療サイクルを重ねるたびに増加。体重減少量は、治療開始前体重に有意な相関を認めました。
100例以上のまとまった症例数での長期間の治療効果を評価した報告は、これまでメキシコからの2報のみで、アジア人を対象とした報告はありません。日本でサノレックスでの肥満治療を行う上で、重要なエビデンスとなるものと考えます。
>> 論文はこちら マジンドール論文
今後も、エビデンスに基づいた治療を皆様にご提供すべく、力を尽くしてまいります。